ウルル-カタ・ジュタ国立公園 | 世界遺産を巡る旅

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ウルル-カタ・ジュタ国立公園ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群グランド・キャニオン国立公園

砂漠の真ん中に神々の宿る奇岩がこつ然と現れる

砂漠の真ん中に神々の宿る奇岩がこつ然と現れる
 

オーストラリアの荒野に、こつ然と姿を現す周囲約9km、高さ約348mの巨大な一枚岩エアーズロック。その前にたたずんでいると、なぜこのような巨大な岩が地上に存在しているのだろう、いったいどうやってこんな奇妙な形の岩が出来上がったのだろうという疑問が、次から次へとわいてきます。 写真を拡大する⇒

エアーズロックの周辺は、数億年前は標高8000m級の山が連なる山脈地帯だったといわれています。巨大な一枚岩の出現にいたるまでには、もちろん長い年月を要しました。山脈が浸食によって削られ、削られた砂が周辺にできていた扇状地の上に積もり固まって岩となり、さらに地殻変動によって岩の層が折り曲げられたため不思議な形状の岩が誕生したのだと推測されています。

 
砂漠の真ん中に神々の宿る奇岩がこつ然と現れる
 

もっともエアーズロックは単なる岩ではありません。オーストラリアの赤い心臓と呼ばれ、先住民アボリジニの聖地として現在も崇拝の対象になっています。エアーズロックは先住民アボリジニの言葉ではウルル。アボリジニの神話によれば、天地創造の時代、祖先や動物たちの通った道はすべてここウルルで交わりました。祖先は山や川、木や草花を作った後に、ここにやってきて引きこもったといいます。ウルルには「日陰の場所」という意味がありますが、いわば祖先が翼を休めた場所、魂が眠っている聖地なのです。 写真を拡大する⇒

「ウルル-カタ・ジュダ国立公園」は1987年にいったん自然遺産になり、その後世界に25件しか存在しない複合遺産として登録され直されたのは、アボリジニの文化がそこに深くしみ込んでいるとみなされたからにほかなりません。

ちなみにエアーズロックを訪れるには、夜明け前がおすすめ。そしてまずは朝日が赤茶けたエアーズロックを、さらに赤く染め上げる姿を目の当たりにします。その後は太陽が昇るにつれてエアーズロックがさまざまに色を変えていくダイナミズムを味わいたいもの。「ここに来て、世界の中心がどこにあるのか、わかった気がする」とは、映画「世界の中心で、愛を叫ぶ」のラストシーンで主人公のサクが語った言葉です。そのサクと同じように、その瞬間に地球の中心にいることを実感するかもしれません。

 
 
基本データ
英文名 Uluru-Kata Tjuta National Park
仏文名 Parc national d'Uluru-Kata Tjuta
登録区分 複合遺産
登録年 1987(拡張1994)年
ホームページ ユネスコ公式サイト(英語)
登録基準 (v)(vi)(vii)(ix)
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世界遺産クイズ 世界遺産には建築物や技術など人類の創造的才能が生んだ「文化遺産」、貴重な自然や生態系を誇る「自然遺産」、そして文化遺産・自然遺産双方の価値を持つ「複合遺産」の3種類があり、すべてあわせると2008年1月現在851件が登録されています。このうち複合遺産はわずか25件だけ。国の数でいうと複合遺産を保有しているのは15カ国・地域にしかすぎません。

第1問

次のうち複合遺産が登録されていないのは、どの国・地域でしょうか?

A. 「イタリア」
B. 「中国」
C. 「ぺルー」
D. 「スペイン」
答えは次のページへ⇒
 
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TOP/Photo : Courtesy of Grand Canyon National Park
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