ドロットニングホルムの王領地 | 世界遺産を巡る旅

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夏は世界遺産でクラシック音楽三昧 ザルツブルク、オランジュ、ストックホルム 特集トップへ

ザルツブルク市街の歴史地区オランジュのローマ劇場ドロットニングホルムの王領地

名作歌劇ゆかりの宮殿はバロック期の傑作建築

名作歌劇ゆかりの宮殿はバロック期の傑作建築
Photo : Richard Ryan / (c) Stockholm Visitors Board

イタリア・オペラを代表する作曲家ヴェルディの傑作「仮面舞踏会」。史実にもとづいて描かれた物語のクライマックスで、主人公のスウェーデン国王は遺恨を抱く貴族によって暗殺されます。実際に国王グスタフ3世が凶弾に倒れるのはストックホルム市内のオペラ劇場ですが、国王にまつわる悲劇を思い起こさせる宮殿が、ストックホルム郊外の小島に立つ世界遺産ドロットニングホルムです。 写真を拡大する⇒

建物が完成したのは1686年。バロック様式の庭園には劇場や中国風の家屋が設けられ、当時は「北欧のヴェルサイユ宮殿」の異名をとるほど豪華絢爛な建築物としてヨーロッパ中に名を馳せていました。

 
名作歌劇ゆかりの宮殿はバロック期の傑作建築
Photo : Richard Ryan / (c) Stockholm Visitors Board

その後、18世紀半ばに宮殿はプロイセン王女ロヴィーサ・ウルリカの結婚のご祝儀として当時のスウェーデン国王フレドリク1世から夫妻にプレゼントされます。ロヴィーサは宮殿内に劇場やギャラリー、図書館などを設けて文化活動の拠点とし、ますます宮殿を充実させました。その意を汲んだのがロヴィーサの息子で1771年にスウェーデン国王となったグスタフ3世です。 写真を拡大する⇒

18世紀末に強大な権力を持つ国王として君臨しただけでなく、芸術愛好家でもあったグスタフ3世は宮殿をこよなく愛し、劇場でオペラを楽しんだり、晩餐会や舞踏会を催したといわれます。

今日そんなグスタフ3世時代の華やかさをまるで再現するかのようににぎわうのが、5月末から盛夏にかけて催されるドロットニングホルム芸術祭の会期中です。昨今のオペラでは物語の舞台を現代に移しかえたり、現代的な衣装を身につけさせて上演される作品が少なくありませんが、この祭典の特徴はバロック期に人気を呼んだオペラやバレエを当時そのままの姿で上演すること。出演者の衣装はもちろん、オーケストラピットで音楽を奏でる演奏家もカツラをかぶり、古い衣装を身に着けています。

政敵の凶弾に倒れたグスタフ3世に想いをはせながら、バロック期そのままの舞台芸術を堪能する。スウェーデンを代表する世界遺産では、時を忘れさせるひと時が味わえるに違いありません。

 
 
基本データ
英文名 Royal Domain of Drottningholm
仏文名 Domaine royal de Drottningholm
登録区分 文化遺産
登録年 1991年
ホームページ ユネスコ公式サイト(英語)
登録基準 (iv)
関連リンク 都市ガイド 海外ホテル ツアー 海外航空券 海外旅行保険
第2問の答

 正解はブルーグロットと呼ばれるCの青の洞門です。カプリ島の「青の洞窟」に勝るとも劣らないほど美しく深い青をたたえた水面は、まさに神秘の世界そのもの。
ちなみにハル・サフリエニ地下墳墓とヴァレッタ市街、そしてマルタの巨石神殿群は1980年に同時に文化遺産として登録されています。
マルタは2004年に欧州連合(EU)に加盟し、08年には統一通貨ユーロも導入しました。公用語として英語が採用されていることもあって、日本からは語学留学する若者も多いようです。
 
ザルツブルク市街の歴史地区オランジュのローマ劇場ドロットニングホルムの王領地
 
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