メサ・ヴェルデ国立公園|世界遺産を巡る旅(バックナンバー)

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マチュ・ピチュの歴史保護区ポンペイの遺跡メサ・ヴェルデ国立公園

14世紀に集落を残したまま忽然と姿を消した先住民族

14世紀に集落を残したまま忽然と姿を消した先住民族
Photo : Tom Stillo / Courtesy of CTO

ヨーロッパ人がアメリカ大陸に到達する以前に、現在のアメリカ・コロラド州南西部で独自の文化を築いていたといわれる先住民族アナサジ族。その住居跡は州都デンヴァーから飛行機でデュランゴに飛び、そこからハイウェーを100キロほど飛ばしたところに広がるメサ・ヴェルデ国立公園内にあります。国立公園の入り口に到着したといっても、目指す遺跡はまだまだ先。そこから1時間ほどドライブしてようやくたどりつきます。 写真を拡大する⇒

メサ・ヴェルデはスペイン語で「緑のテーブル状の台地」という意味です。そんな緑豊かな台地の頂上から真っ逆さまに落ちていくような険しい断崖に、日干しレンガや石で造られた600におよぶ住居跡が残されています。

 
14世紀に集落を残したまま忽然と姿を消した先住民族
Photo : Tom Stillo / Courtesy of CTO

中でも最大の住居群がクリフ・パレスと呼ばれる岩窟住居。部屋数は200以上。最上階は現代風にいうと4階にもなります。最も保存状態が良いといわれるスプルースツリー・ハウスは崖の下に110余りの部屋があり、100人以上が暮らしていたとか。 写真を拡大する⇒

アナサジ族がこの周辺に住み始めたのは7-8世紀。天然の要塞ともいえるメサ・ヴェルデに移り住んだのは12世紀末と見られています。しかしわずか100年後、人々は苦労して作った住居を放棄し、忽然と姿を消してしまいます。アナサジ族がなぜここを離れたのか。伝染病が蔓延したためとも、気候の変動で住むに適さなくなったからともいわれていますが、真相は解明されていません。

歴史が浅いといわれる国で出会う14世紀の世界遺産。意外感とともに、アメリカの奥深さを知ることにもなりそうです。

 
 
基本データ
英文名 Mesa Verde National Park
仏文名 Parc national de Mesa Verde
登録区分 文化遺産
登録年 1983年
ホームページ ユネスコ公式サイト(英語)
登録基準 (i)(iii)(vii)(ix)
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第2問の答

 正解は「B」ロンドンのセントポール寺院(イギリス)です。
ロンドンは意外と世界遺産が少なく、登録されているのは市内の「ウェストミンスター宮殿、ウェストミンスター寺院と聖マーガレット教会」(文化遺産)、「ロンドン塔」(文化遺産)と郊外の「キューの王宮植物園群」だけ。
「セントポール寺院」が登録されていないこととは逆の意味で、20世紀の建造物であるブラジルの新都心「ブラジリア」が登録されていることに驚く人は少なくありません。
また「自由の女神像」は(i)の「人類の創造的才能を表す傑作である」と、(vi)の「顕著で普遍的な価値をもつ出来事、生きた伝統、思想、信仰、芸術的作品、あるいは文学的作品と直接または明白な関連があること」、「原爆ドーム」は上記(vi)の基準をそれぞれ満たしているとして、それぞれ文化遺産に登録されています。
 
マチュ・ピチュの歴史保護区ポンペイの遺跡メサ・ヴェルデ国立公園
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