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蘇州古典園林|世界遺産を巡る旅(バックナンバー)
注目情報
13世紀末、ヴェネツィア出身のマルコ・ポーロが街に水路が張り巡らされているのを見て、「東洋にヴェネツィアがあったとは!」と感動したのが、上海から車でほぼ1時間の水郷都市の蘇州です。 写真を拡大する⇒
ここには水路を生かしたプライベートな庭園が2000以上もあるといわれていますが、世界遺産に登録されているのはそのうちの9つ、「拙政園(せっせいえん)」「留園(りゅうえん)」「網師園(もうしえん)」「環秀山荘(かんしゅうさんそう)」「滄浪亭(そうろうてい)」「獅子林(ししりん)」「退思園(たいしえん)」「藝圃(げいほ)」「藕園(ぐうえん)」です。
これらの庭園の多くは、明から清朝の時代にかけて、高級官僚や富裕層が隠居生活を楽しむためにつくった小宇宙。パリのヴェルサイユやウイーンのシェーンブルンといったヨーロッパのゴージャスな宮殿とは比べるべくもありませんが、主たちがそれぞれの考え方や理想の生活を具体化しようと作り上げた世界なのです。
庭園には、中国数千年の伝統や文化を凝縮させたさまざまな工夫がなされています。たとえば円、楕円、炎といった形の「くり抜き門」。くり抜き門は洞窟への入り口という意味ですが、中国には古くから洞窟の先には桃源郷があるといわれ、門はまさに異次元のユートピアに通じているということになります。「花窓」という透かし彫りの窓も工夫の表れのひとつ。窓越しに見える庭園の景色がひとつひとつ違っていて、それぞれが一服の風景画のように見えてくるから不思議です。 写真を拡大する⇒
蘇州近くの太湖で採石される太湖石も、庭園では珍重されてきました。湖底で長い間浸食されたことによって表面にたくさんの穴やくぼみが生じ、見るからに奇怪な形になったのが特色の太湖石。庭園の主は、そこに無限の味わいを感じていたとか。
水の流れを存分に生かして日本やヨーロッパとはまったく異質の「癒し空間」を作り上げた中国人の知恵。その自然観、造形力にはマルコ・ポーロでなくても感嘆の声をあげるに違いありません。

| 英文名 | Classical Gardens of Suzhou |
|---|---|
| 仏文名 | Jardins classiques de Suzhou |
| 登録区分 | 文化遺産 |
| 登録年 | 1997年 |
| ホームページ | ユネスコ公式サイト(英語) |
| 登録基準 | (i)(ii)(iii)(iv)(v) |
| 関連リンク |
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第2問 ユネスコでは形のない遺産を「無形遺産」として登録することを定め、2007年7月現在90件を明らかにしています。 さて次の日本の伝統芸能や祭事などのうち、ユネスコの「無形遺産」として登録されているのはどれでしょうか? A. 茶道 B. 雅楽 C. 歌舞伎 D. 相撲の土俵入り |
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| 答えは次のページへ⇒ | |
正解は「A」の25件です。
全体の登録件数に比べてきわめて少ないことに驚かされます。ちなみに「B」の166は「自然遺産」の件数、「D」の660は「文化遺産」の件数です。
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