バンベルク市街|世界遺産を巡る旅(バックナンバー)

注目情報

水路に囲まれた古都で安らぐ イタリア、中国、ドイツ 特集トップへ

ヴェネツィアとその潟蘇州古典園林バンベルク市街

小ヴェネツィアの異名を取る古都はバロックシティ

小ヴェネツィアの異名を取る古都はバロックシティ
Photo : Cowin, Andrew / Courtesy of Bamberg, Tourismus & Kongress Service

一千年の時の流れを数時間の散策で体験できる古都、それがドイツ中部の丘陵地帯に広がるバンベルクです。 写真を拡大する⇒

実際にこの街を歩いて気付くのは、中世のたたずまいが凝縮していること。ドイツで中世にタイムスリップできる街としては城壁都市ローテンブルクがあまりにも有名ですが、バンベルクとの大きな違いは街に川が流れていることでしょう。「小さなヴェネツィア」という異名を取っているのも、マイン川の支流レグニッツ川が二手に分かれてまるで運河のようにゆったりと流れているためです。

街は大きく二つのパートに分けることができます。周囲にそびえる丘の上は、大聖堂カイザー・ドームや司教の邸宅だった旧宮殿、聖ミヒャエル修道院などの宗教施設が立ち並び、下町では市民の住居や暮らしに欠かせない市庁舎などの家並が続いています。17世紀にはバロック建築が数多く建てられました。「小さなヴェネツィア」というニックネームがなるほどと納得できる眺めが得られるのは、もちろん下町。川べりに建つ家々には今でも小舟がつながれ、ここから勤務先に出掛けていく住民も少なくないとか。

 
小ヴェネツィアの異名を取る古都はバロックシティ
Photo : Courtesy of Bamberg, Tourismus & Kongress Service

バンベルクは中世の香る街としてだけでなく、ドイツを代表するビールの産地としても見逃すことはできません。人口はわずか7万程度なのに、なんと10もの醸造所が存在し、30を超えるブランドを生産しています。その代表格がラウフビアです。ブナの木を燃やしたときに出る煙で麦芽を乾燥させて作ったもので、スモーキーな風味が持ち味。16世紀以来の製法を守っているのも、中世づくしの街バンベルクならではといえるでしょう。 写真を拡大する⇒

もうひとつこの街で忘れてならないのが、名匠ジョナサン・ノット率いるバンベルク交響楽団の存在。バロック音楽から現代音楽まで幅広いレパートリーを誇るこのオーケストラは、小粒ながらもキリリと光る演奏で国内外のクラシックファンに知れわたっています。しかも立派なコンサートホールがあることからも、市民がこよなくクラシック音楽を愛していることがうかがえます。コンサートシーズンは毎年9月から6月。この時期にバンベルクを訪れる時は、ぜひプログラムをチェックしたいものです。

 
 
基本データ
英文名 Town of Bamberg
仏文名 Ville de Bamberg
登録区分 文化遺産
登録年 1993年
ホームページ ユネスコ公式サイト(英語)
登録基準 (ii)(iv)
関連リンク 都市ガイド 海外ホテル ツアー 海外航空券 海外旅行保険
第2問の答

 正解は「C」の歌舞伎です。

ほかには「能楽」「人形浄瑠璃文楽」が登録されています。
海外では「宗廟先祖のための儀礼および祭礼音楽」(韓国)、「バンシュのカーニヴァル」(ベルギー)といった伝統行事や「ザフィマニリの木彫知識」(マダガスカル)といった職人芸なども「無形遺産」として登録されています。茶の湯や生け花、さらには土俵入りなどが登録される日も遠くないかもしれません。
 
ヴェネツィアとその潟蘇州古典園林バンベルク市街
広告
このページ上に表示される記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
  • ©2007 地球案内アースナビ All rights reserved.