故宮 | 世界遺産を巡る旅
注目情報
ベルナルト・ベルトリッチ監督の名作映画「ラストエンペラー」で一躍世界的にその名を轟かせた故宮、別名紫禁城は中国国家最後の皇帝溥儀(宣統帝)にいたるまで、明朝と清朝の24代の国王が君臨した文字通りの一大宮殿です。東西750m、南北960m、広さ約72万㎡の土地に大小60におよぶ御殿や門、楼閣がひしめいています。 写真を拡大する⇒
造営が本格的に始まったのは、明朝第3代の皇帝永楽帝の時代の1406年。ここは世界の中心であることをうたった中国の、そのまた核心。かつては庶民など決して足を踏み入れることのできなかった空間でした。
皇帝の即位式などの政治の中枢をになっていたのは、「外朝」といわれる紫禁城の南側の半分。ここには中国最大の木造建築といわれる「太和(たいわ)殿」をはじめ三大殿と呼ばれた「中和(ちゅうわ)殿」「保和(ほわ)殿」が間隔を置いて一直線に並んでいます。殿内で目を見張るのが、細かいところにまで目が行き届いた装飾の素晴らしさ。中国の職人技術の粋を集めた傑作がいたるところに見受けられます。 写真を拡大する⇒
敷地の北側の半分は王族の居住空間です。「内廷」といわれ、男子は皇帝以外は禁制でした。こちらには皇帝と皇后の寝室があった「乾清(けんせい)宮」をはじめ、「交泰(こうたい)殿」「坤寧(こんねい)殿」の「後三宮」、さらには皇后の執務室で、清朝末期に権力を欲しいままにしたといわれる西太后が外国からの使節を謁見した「養心(ようしん)殿」などが点在しています。
紫禁城がフランス・パリのルーブル宮殿のように一般に公開されるようになったのは1925年。訪れる前に映画「ラストエンペラー」を見た人は改めて、まだ見ていない人は一度鑑賞しておくのがおすすめ。というのも1911年の辛亥革命の翌年に清朝は滅びますが、あらたに発足した中華民国によって特別に内廷に住むことを許された皇帝溥儀の様子が描かれているからです。映画を見ておけば、さまざまな人間ドラマに思いを馳せながら、この巨大空間を散策できるかもしれません。

| 英文名 | Imperial Palaces of the Ming and Qing Dynasties in Beijing and Shenyang |
|---|---|
| 仏文名 | Palais imperiaux des dynasties Ming et Qing a Beijing et a Shenyang |
| 登録区分 | 文化遺産 |
| 登録年 | 1987(拡張2004)年 |
| ホームページ | ユネスコ公式サイト(英語) |
| 登録基準 | (i)(ii)(iii)(iv) |
| 関連リンク |
|
■海外ツアー Pick Up (成田発の一例)
|
第2問 アメリカの世界遺産は、イエローストーン国立公園をはじめ自然遺産は豊富ですが、文化遺産は5件しか登録されていません。次のうち文化遺産として登録されている物件はどれでしょうか? A. ニューヨークの「自由の女神像」 B. ワシントンの「ホワイトハウス」 C. ニューヨークの「エンパイア・ステート・ビルディング」 D. サンフランシスコの「ゴールデン・ゲート・ブリッジ」 |
|
| 答えは次のページへ⇒ | |
正解は「C」の白鷺です。
- ©2007 地球案内アースナビ All rights reserved.















