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高峰温泉は長野新幹線佐久平駅よりバスで約1時間。首都圏からは比較的行きやすい山の温泉だ。中高年のハイカー、特に女性グループに絶大な人気がある。本日も女性客は男性客の倍近い人数。「何か落ち着くのよね」というのがその理由。本当に、どこか落ち着くのだ。
があえて理由を具体化してみると・・・。1 清潔感がある 2 食事の量・質とも程がいい 3 食後、部屋に戻ってみるとお口直しのデザートが運ばれている 4 パブリックスペースが多く客室以外でもくつろげる 5 夜には星空観察会がある 6 観察後は希望者におやつが出るなどなど。館内は一部スペースをのぞき全館禁煙というのも、タバコが苦手な人には嬉しい配慮だ。
ところで高峰はお湯そのものも夏向きと言える。源泉温度は25・9度。加温して適温にしてあるが、小浴場にある小浴槽は源泉そのまま。この源泉湯と加温湯とに交互に何度か入っていると、次第に体が活性化、今までにない気持ちの良さを味わえる。さすがに冬は辛いので、夏に試してみてほしい。
それともう一つ。温泉宿としては日本で初めて「創生水」なる水を全蛇口で使っている。この水を使うと食器洗剤もシャンプーも歯磨き粉も必要ないらしい。「本当かな?」と疑り深く試してみたが、髪を洗ったあとの爽快感とリンスをしたような仕上がりにびっくり。「環境を守るために取り入れた」というこの水、いいかもしれない。

高峰高原へと向かうバス車窓。カラマツ林やシラカバ林の美しい高原ルートを走っていく。
バスがまず到着するのが高峰高原ホテル。ロビーからの眺めは途中下車する価値あり。佐久平をはじめ大パノラマが眼下に広がる。ランチやケーキも食べられる。
高峰高原ホテルから1キロちょっとで高峰温泉。バスは1日数本。途中下車した人は、砂利道を歩いて向かう。

ウッディな館内。全客室バス・トイレは共同。土曜日もお盆も料金は同じ。客室の眺めと人数により料金が異なる。
飲泉所もあり。泉質は含硫黄―カルシウム・ナトリウム・マグネシウム―炭酸水素塩泉。硫黄の匂いと二酸化炭素のさっぱり感とがあり、便秘に良さそうな味わい。
樹林を眺めながら入浴できる2階の女性風呂。宿泊者のみ利用できる。こちらは1階のお風呂より少し大きめ。
1階の女性風呂。夜になるとランプに灯がともり風情満点。こちらには25・9度の源泉湯と42度の加温湯の2つの浴槽がある。
夕食は山のごちそう。山菜のごまあえや天ぷら、鯉の甘煮、信州そば、川魚の陶板焼きなど。こんにゃくの刺身はとろりとしてとても美味でした。
お腹いっぱいで客室に帰ると口直しが。この日は飲むゼリーでした。(写真左上)
星空観察会で生まれてはじめて土星の輪っかを見たあと、囲炉裏スペースで五平餅のおふるまい。自分で焼いて味噌をつけていただきます。(写真右)
キャベツやきんぴらなど繊維たっぷりの朝ごはん。何気ない品々ですが、残さず食べられる手作りの味。自家製味噌のお味噌汁もおいしい。(写真左下)
次回更新は8月22日予定です。お楽しみに!
温泉ライター歴19年。国内外で浸かったお湯は千湯以上。肌でpHを感じ、飲んで湯の成分を確かめるのを信条に、温泉行脚の日々を過ごす。温泉入浴剤にもこだわりあり。
旅行誌などで温泉記事を執筆中。日本温泉地域学会員
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