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草津へは今までに20回ぐらい出かけている。いつ行っても人が多く、さすがに天下の名湯である。人を迎え入れてきた歴史が長いためか、山中の盆地でありながら開放感もある。町民憲章は「歩み入る者にやすらぎを 去りゆく人にしあわせを」。言葉通り、にぎやかな中にもやすらげるムード。そんな草津の、大好きなやすらぎスポットを紹介したい。
まずは湯畑。自然湧出(ゆうしゅつ)量日本一の草津を代表するシンボルである。特に夜、ライトアップされた様子はキレイだ。湯畑を見守る光泉寺の門も夜はライトアップされる。人混みから離れ、石段から眺める湯畑もいい。
お次は地蔵の湯。湯畑から徒歩数分。こちらは比較的静かなポケットパーク。足湯があり、地面から湯のわく様子を観察でき、お地蔵さまをまつるお堂が立っている。建物に囲まれ、こもった感じ、落ち着きます。
カフェでなごみたいときには「ゆきうさぎ」。ここは紅茶のおいしい喫茶店。旅館の夕朝食のあいだに食べる軽い昼食として、ゆきうさぎのスコーンはちょうどいい量。草津はまた花の多い温泉地でもある。旅館の窓辺や玄関先、家の軒先など、歩いていると、かわいい花景色に出会う。これも草津の大好きなところ。最後は草津ホテル館内に飾られている片岡鶴太郎のびょうぶ。「此の身は借り物なり いつか神に返す身なり」「此の世のすべて借り物なり」と書かれた双幅のもの。眺めるたびに、「本当だな。草津のお湯も、大地からひととき、お借りしているものなんだよなぁ」とありがたく感じられてくる。
温泉ライター歴20年。国内外で浸かったお湯は千湯以上。肌でpHを感じ、飲んで湯の成分を確かめるのを信条に、温泉行脚の日々を過ごす。温泉入浴剤にもこだわりあり。
旅行誌などで温泉記事を執筆中。日本温泉地域学会員
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