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「志楽の湯」最寄りのJR南武線・矢向駅で 富士山のタイル絵を見ながら、いい湯だなぁ〜|温泉コラム - MSNトラベル

「志楽の湯」最寄りのJR南武線・矢向駅で 富士山のタイル絵を見ながら、いい湯だなぁ〜

横浜・川崎の皆さん、矢向駅では湯めぐりも楽しめますよ

川崎駅から2駅目、JR南武線矢向駅は、ごく一般的な首都圏ローカル駅の一つ。この駅が温泉好きに知られるようになったのは、2005年に「志楽の湯」ができてから。熊本は黒川温泉のカリスマ・後藤哲也さん監修の下に建てられたこの施設、周囲とは別世界の情緒にあふれている。特に夜、月を眺めながら入る露天風呂は格別だ。
こうして何度か矢向駅に通っているうちに見つけたのが温泉銭湯。駅から徒歩5分以内に2軒のお湯がわいている。街のオアシス「富士の湯」は、黒い湯が特徴だ。番台に向かって右手浴室には露天風呂と富士山のタイル絵、左手には歩行浴と能登のタイル絵。偶数日は女性が右手、奇数日は男性が右手の浴室となる。温泉浴槽は、露天のほか、内湯に一つずつ。なので温泉目当てなら露天浴室を目指していくのが良さそうだ。泉質は弱アルカリ性のナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉。

泉温が低いため加熱をしているが、重曹分が含まれたなめらかなお湯だ。思いがけず、いい湯に出会い、うれしくなってしまった。ご主人に話を聞いたところ、「27、8年前に井戸を掘ったところ温泉が出た」のだそうだ。「深さは120メートルほど。このあたり、掘れば温泉が出るんですよ」
商店街には温泉銭湯「矢向湯」もある。泉質は同じく弱アルカリ性のナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉。源泉そのままの冷泉浴槽は黒色。それ以外の温泉浴槽は循環ろ過をしているので黄色っぽい色合い。こちらの銭湯のおすすめは下からバブルが噴射されてくる立ち湯。温泉ではない浴槽だが、足裏がほぐれ、ほんっとに気持ちがいい。番台にいるワンちゃんにも心がなごむ。
矢向駅界隈(かいわい)は歩いて湯めぐりができるなごみのお湯エリアだ。

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文&写真:西村りえ

温泉ライター歴20年。国内外で浸かったお湯は千湯以上。肌でpHを感じ、飲んで湯の成分を確かめるのを信条に、温泉行脚の日々を過ごす。温泉入浴剤にもこだわりあり。
旅行誌などで温泉記事を執筆中。日本温泉地域学会員

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