オーストラリア

ロンリープラネット コラム集

モンシニョール・ジョン・ホーズ

ウェスタン・オーストラリア州

建築家であり司祭でもあるモンシニョール・ジョン・ホーズは、州中西部に建築物の壮大な遺産を残している。彼は1876年、イギリスのリッチモンド生まれ。ロンドンで建築家としての修練を積み、1903年に英国教会の司祭として聖職を授与された後、ロンドンのスラムで宣教師として働いた。その後、バハマへ赴き、多くの教会の再建に助力する。

その2年後、カトリックに改宗すると、ローマへと修行に向かった。1915年には、ジェラルトンの司教の招きでオーストラリアにやって来て、マーチソンMurchisonの金鉱地で牧師として働くようになる。それから24年間、ムレワMullewaとグリーノーで教区牧師を務める一方で、24の建物を設計し(うち16が建設された)、休むことなく働き続けた。

彼の作品の中で最も優れたものとしては、ムレワにあるマウント・カーメル聖母教会 Church of Our Lady of Mt Carmelと司祭館 Priest House、モラワMorawaの聖十字教会 Church of the Holy Cross、ペレンジョリPerenjoriの聖ヨゼフ教会 Church of St Joseph、そして、美しく感動的なジェラルトンの聖フランシスコ・ザビエル大聖堂 St Francis Xavier Cathedralなどが挙げられる。

物議をかもしたジェラルトンの大聖堂の完成を見届けた翌年1939年、ホーズはオーストラリアを後にする。オーストラリアを離れる唯一の心残りは、フォックステリア犬のドミニーを置いていくことだった。彼はバハマのキャット島Cat Islandへ赴き、丘の上の小さな石の建物で隠者として暮らした。1956年にマイアミMiamiの病院で亡くなると、遺体はキャット島に戻され、彼が自分のために造った墓に葬られた。

ジェラルトンの観光案内所で、パンフレット「Monsignor Hawes Heritage Trail」($4.50)を手に入れよう。

注目情報

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