
シドニーに別れを告げたら、日に焼けた鼻を北に向け、東海岸に沿ってクイーンズランド州に入る。タウンズヴィルからは西に向きを変え、地下は坑道だらけの鉱山の町マウント・アイザに向かう。レッドセンター(ノーザン・テリトリー南部)を活発に歩き回ったら、テナント・クリークを経由してアリス・スプリングスに立ち寄る。さらにウルル(エアーズ・ロックAyers Rock)の威容を眺めたら再び北上してダーウィンに至る。ウェスタン・オーストラリア州に入って、小ぎれいな町カナナラで一服、そこからグレート・ノーザン・ハイウェイGreat Northern Hwyを走ると国際的な保養地ブルームに行ける。
半島の枝道に入って海の輝きがすばらしいニンガルー・リーフや、スノーケリングに最適なケープ・レンジ国立公園を訪ねたら、モンキー・マイアでバンドウイルカとのデートを楽しもう。さらに南下すると、生活のすべてがビーチという町パース、そしてカフェ・ラテの香りと異文化の雰囲気漂うフリーマントルに至る。マーガレット・リバーでワインを飲んでひと時を過ごして英気を養ったら、平原がどこまでも続くナラボー平野に向かおう。
サウス・オーストラリア州では、ブッシュウォーキング(山野歩き)をしたい人は手ごわいフリンダーズ山脈に立ち向かえばいいし、酒が好きな人はバロッサ・バレーでワインを味わうのがいいだろう。アデレードを過ぎれば、ヴィクトリア州はもう目の前。サーフィンの盛んなトーキー、洗練された大都市メルボルンをじっくり見ていこう。メルボルンからは、外せない見どころの多いタスマニア州まで高速フェリーが出ている。さらにヴィクトリア州沿岸を進むと、ウィルソン岬国立公園で俗世界から切り離された手つかずの自然を味わえる。その先はのんびりと過ごせるナインティ・マイル海岸、さらにニュー・サウス・ウェールズ州に入ると、周辺のクルーズを楽しめるナルーマ、そして美しい景色の中で日光浴ができるジャーヴィス・ベイと続く。首都キャンベラに寄り道したら、街の灯がまばゆいシドニーへと戻る。
オーストリア国内で最も長い旅を体験するということは、ハイウェイを1万4000km以上も走ることを意味する。ビーチや森、山、サンゴ礁、町への寄り道を含めずにだ。どこをスタートとゴールにするかは旅する人のイメージ次第だが、発見に満ちた旅のために期間は6カ月前後ほしい。
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