
ハワイを訪れた旅行者は日系人の多さに驚く。最大多数派ではないが、20万人(あるいは混血も合わせれば30万人近く)を下らないようだ。日本人が初めてハワイに移住したのは1880年代半ば。そして1900年には6万人以上がハワイに住むようになった。
移民第一世代である「イッセイissei」は日本への忠誠心が強かったが、彼らの子供「ニセイnisei」になるとむしろ完全なアメリカ人として認められることを望んだ。真珠湾攻撃の後、第二次世界大戦下のハワイはずっと戒厳令が敷かれていた。在米日本人の全員に疑惑の目が向けられ、徴兵の対象外であったが、アメリカ政府は志願兵を募り、1万人以上が志願した。そしてハワイとアメリカ本土の日系アメリカ人(AJAs)によって結成された第100歩兵大隊と第442連隊戦闘団は米軍史上、最多の勲章を授与された部隊となった。
帰国後、彼らは復員兵援護法によって大学の学位を修得、「ビッグ5」といわれた大企業などに就職して、プランテーション労働のくびきから脱出した。続いて政界への進出も果たし、ハワイが州に昇格した1959年ハワイ州初の下院議員選挙では、戦争で右腕を失ったダニエル・イノウエ現上院議員が選出された。日系アメリカ人として初の国会議員となったのだ。1962年彼はさらにハワイ州選出上院議員となり、現在まで8期連続で議員を務めている。ハワイ出身の著名な日系アメリカ人としてはもう一人、エリック・シンセキ陸軍大将がいる。1999〜2003年、米陸軍参謀総長を務めたが、2003年イラク戦争には政府の予測を超える規模の兵力投入が必要と議会で証言し、ブッシュ政権によって「退役」させられた。
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