コラム
アウトドア&アクティビティ
責任あるダイビングのためのアドバイス
ダイビング人気のために、多くのスポットが大変な危険にさらされている。ダイビングをするときは以下の点に留意し、生態系と美しいサンゴ礁の保護に協力していただきたい。
- サンゴ礁の上に錨を降ろさないこと。また、船をサンゴ礁に乗り上げないように注意する。人気のダイビング・スポットには係留設備を常設するよう、ダイビング業者に働きかけよう。
- 生きている海洋生物に触らないこと。また、自分の体や器材がサンゴ礁に触れないよう注意。サンゴのポリプはわずかな接触で傷つくことがある。サンゴの上には絶対に立たないように。どうしてもサンゴ礁につかまらなければならない場合は、露出した岩か死んだサンゴだけにしよう。
- フィンの動きにも注意が必要。接触しなくても、サンゴ礁の近くでフィンを強くかくと水のうねりが起こり、繊細な生物にダメージを与えてしまうことがある。浅いサンゴ礁域で立ち泳ぎをする場合、足で砂を巻き上げないよう注意する。繊細な生物は落ちてきた砂で容易に窒息してしまう。
- 浮力コントロールに習熟し、中性浮力を維持しよう。サンゴ礁への大きなダメージは、急激に潜降しすぎたダイバーがぶつかって生じる場合が多い。ウエイトは適正なレベルに調整し、ウエイト・ベルトは正しく装着して、体を水平に保てるようにしよう。また、長くダイビングする場合、浮力が変わることも覚えておこう。最初は激しく呼吸するために重さが必要だが、何日か経つとより楽に呼吸できるようになり、ウエイトが軽くて済む場合がある。
- 水中洞窟にも注意が必要。洞窟内にとどまるのは短時間にとどめよう。吐き出した気泡が洞窟の天井にたまってしまい、それまで水につかっていた生物を危険な状態に陥れてしまうことがある。
- サンゴや貝殻を拾ったり買ったりしがちだが我慢すること。生態系の破壊につながる以外に、海のお土産を持ち帰ることで、自然の美しさを損ね、ほかの人の楽しみを奪ってしまう。
- 自分で出したゴミおよび見つけたゴミはすべて持ち帰ろう。特にプラスチック類は海洋生物にとって大きな脅威となる。ウミガメはビニール袋をクラゲと間違えて食べてしまうことがある。
- 魚に餌を与えたくなるが我慢すること。魚の正常な捕食行動を乱し、攻撃性を高めてしまうか、または与えた餌によって魚が健康を害する恐れもある。
- なるべく海洋動物の行動を妨げないこと。絶滅危惧種に接近しすぎることは法で禁じられている。これには多くのクジラ、イルカ、ウミガメ、ハワイモンクアザラシなどが含まれる。特に大きなストレスになるので、ウミガメの背中には乗らないこと。
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