
常夏の島でのバケーションといえば頭に浮かぶ、太陽の降り注ぐあこがれの地。ワイキキもそんな場所の一つだろうか? もちろん、答えはイエス! 海辺のロケーションはカンペキだし、一年を通して気候は素晴らしい、やることには事欠かないし、動くのが嫌ならビーチで一日中のんびりしていればいい。
キラキラ光る白砂のビーチ沿いには高層ホテルが立ち並び、景色抜群のダイヤモンドヘッドが街の背を彩る。ワイキキには1日6万5000人ほどの観光客が訪れ、2万5000人の住民と入り交じっている。そんな大勢が縦1.5マイル(2.4km)、横半マイル(800m)ほどのエリアにひしめきあっているのだ。ホテルの客室は3万4000室、レストランは450、バーやクラブは350にのぼり、店の数なんて数えたくなくなるくらい。
夕暮れ時にはフラ・ショーを見て、アウトリガーカヌーに乗って、にぎやかなバーへ顔を出す。やはりここも都会、深く探せば探すほど、いくらでも楽しいことが見つかるはず。日本式の茶会に参加したり、もういい年のビーチ・ボーイにサーフィンを習ったり、ロイヤル・ハワイアン・バンドの無料コンサートを楽しむことだってできる。
昼間のビーチは人だらけだが、夜になるとお楽しみは街中へ移動する。ウィンドー・ショッピングを楽しむ人々、コンドミニアムの売り込みに熱心な客引きたち、ストリート・パフォーマー、そんな人々が思い思いに街を行き交う。クラブやホテルでは、ムーディーなハワイアンからロックまで、いろんなライブがめじろ押し。それに砂浜、ベルベットのように肌をなでるそよ風、星がまたたく夜空は、いつだってここにある。
ワイキキの境界線は、2辺がアラ・ワイ運河Ala Wai Canal、1辺が海、もう1辺がカピオラニ公園Kapiolani Parkになっている。平行する3本の道路がワイキキを横切っている。デビッド・カラカウア王にちなんで名付けられたカラカウア通りKalakaua Ave、ワイキキのバスの主要ルートとなっているジョナ・クヒオ・カラニアナオレ王子にちなんだクヒオ通りKuhio Ave、アラ・ワイ運河沿いを走るアラ・ワイ通りAla Wai Blvdの3本だ。
複数車線の一方通行道路となっているカラカウア通りは、路線バスが走れないので、かなりスムーズに運転できる。ただし、どの車も結構なスピードで走っていることが多いので、歩行者は注意が必要だ。
歩道は人でいっぱいなので、ビーチを歩くというのも選択肢の一つ。砂浜と防波堤を伝っていけば、ワイキキの端から端まで歩くことができる。暑くて人も多い日中以外の時間帯なら、気持ちよく歩けるはず。また夜のビーチを散歩するというのもロマンチック。街のスカイラインや打ち寄せる波の音のおかげで、ムード満点だ。
カラカウア通りを歩けば必ず、タイムシェア(リゾートホテルやコンドミニアムを一定期間使用できるシステム)の物件やクラブの$5割引券、ルアウ・ショー(歌や踊りのショー付の食事)やサンセット・クルーズの客引きが、1人や2人は売り込んでくる。夜になれば、身なりのいい日本人ビジネスマンを漁る挑発的な格好の売春婦をちらほら見かけるはずだ。それでも全体的に言えばワイキキはかなり平和な街で、実害があるような厄介ごとに巻き込まれることはないだろう。
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