
セントラル・オアフは、西のワイアナエ山脈Wai‘anae Rangeと東のココラウ山脈をつなぐ山の背に当たる地域だ。数カ所の史跡と美しい景色は楽しめるものの、大部分の人はノース・ショアへ向かう通り道としか考えていないだろう。
ホノルルからセントラル・オアフの主要な町ワヒアワWahiawaまで北上するルートは3本ある。H2フリーウェイは最短コースだが、そのずっと西を走るクニア・ロードKunia Rd(750号線)のほうが景色はいい。最もおもしろみに欠けるのはファリントン・ハイウェイFarrington Hwy(930号線)で、地元の車に混じってありきたりの住宅地ミリラニMililaniを抜けていく。ワヒアワからは、カウコナフア・ロードKaukonahua Rd(803号線)とカメハメハ・ハイウェイ(99号線)の2つのルートが、パイナップル畑の素晴らしい眺めの中を抜けてノース・ショアへ至る。
クニア・ロードはちょっと遠回りして走ってみても損はない。それに遠回りといっても、セントラル・オアフを抜けるのにほんの数マイル余計に走るだけだ。1号線(H1)からクニア・ロードに入って最初の1マイル(1.6km)は、のんびりした郊外をくねくねと進んでいくが、すぐに広大な大農園の直中へと抜ける。ワイアナエ山脈のふもとを走り、スコフィールド軍用地Schofield Barracks Military Reservationまではずっと田園地帯が続く。その道すがら、ハワイで最も景色のいいパイナップル畑のわきを過ぎていく。開発の手はほとんど及んでおらず、赤い大地を覆う細長いパイナップルの緑のカーペットが、山のふもとまで延びているだけだ。
パイナップル畑の真ん中にある小さなクニアKuniaの町には、デルモンテ社に雇われた畑で働く人々が暮らしている。現代のプランテーション・ビレッジがどのようなものか見たければ、750号線からクニア・ドライブ(Kunia Dr)を西へ入ってみよう。このルートは1.25マイル(2km)で町を抜けてハイウェイへ戻ってくる。
さらに数マイル北のコレコレ・パスKolekole Pass(標高1724フィート〈約517m〉)は、ワイアナエ山脈の山間の峠だ。1941年12月7日、真珠湾攻撃が始まる数分前、日本軍の戦闘機がこの上空を飛んでいった。この飛行シーンは、有名な戦争映画「トラ・トラ・トラ!Tora! Tora! Tora!」の撮影で、1970年に再現されている。
コレコレ・パスはスコフィールド軍用地の上部にある。軍が警戒態勢にないときなら、峠に上っていくことができる。峠へ行くには、スコフィールド軍用地のフート・ゲートFoote Gateを通る。兵舎、ゴルフコース、軍事訓練場を通り過ぎながら5マイル(8km)ドライブすれば、大きな白い十字架が向かいにある駐車場に到着する。峠の頂上まで5分ほど歩くと、真下にワイアナエ・コーストが広がっている。
ハワイの神話では、尾根の上の畝のある岩は、コレコレという名前の女性の化身だといわれている。コレコレは、この峠を永遠に守るために岩になったのだ。
ハワイ語で「騒々しい場所」という意味のワヒアワには、植物園と興味深い史跡があるものの、軍の町として最もよく知られている。ちょっとこじゃれた場所といえば、タトゥー・ショップと質屋くらいという町だ。
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