
上空からみると、こんな形
17世紀にキリスト教徒の集会場としてベルニーニが設計した広大なサン・ピエトロ広場は、世界有数の公共空間、バロック都市計画の傑作だ。当初、周囲を取り囲むごみごみした路地を抜けて広場に入ると、目の前に空間がぱっと広がる、そんな効果を計算して設計されていた。しかしムッソリーニが長い直線の進入路、コンチリアツィオーネ通りVia della Conciliazioneを敷設して、ベルニーニの演出を台無しにしてしまった。 写真を拡大する⇒
広場を上空から見ると、巨大な鍵穴のような形をしている。ドリス式円柱が4列に並び、半円の弧を描く両脇の柱廊が、大聖堂正面に続く広大な卵形の空間を囲む。広場には、4列の円柱がすべて重なって1列に見えるポイントが2カ所ある─中央のオベリスク両脇の丸い大理石板を探してみよう。古代エジプトのオベリスクは、カリグラ帝がヘリオポリスからローマへ持ち帰ったものだ。
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