
Manchurian black bear“満州の黒熊”(胸の白い毛が三日月形をしていることからツキノワグマと呼ばれている)は韓国では絶滅したと考えられていた。しかし2001年、ビデオがとらえた映像によって、チリサン国立公園に数頭、おそらく6頭が生息していることが証明された。同年、その数を増やすべく4頭の子グマがクマの飼育所から放たれた。1頭のメスの子グマは冬の間に死亡し、2頭目のメスの子グマは食べ物ほしさにハイカーたちをしつこく悩ませたので回収しなければならなかった。しかし、2頭のオスのクマは生き延びた。パンドリは用心深かったが、ずっと大胆だったチャングニは面倒を起こすことになる。2003年、チャングニが農家のミツバチの巣箱を襲い始めたことが大きく報道されたため、罠をしかけて捕獲し、ほかの地域に移された。
クマの寿命は20年から30年である。クマは冬眠をし、木の葉、タケノコ、野イチゴ、トチの実、ドングリ、アリ、ハチミツを食用とし、竹と木の枝を編んで居心地のよい自分の住みかを作る。韓国のツキノワグマは日本のツキノワグマよりも身体も顔も大きく、もっと毛深い。夜行性で用心深いのでハイカーが出会うことはまれである。もし幸運にも姿を見ることができたなら、怖がらせないようにじっと動かずに、道を空けること。
ロシアと中国には、ツキノワグマが2万頭生息する。50頭で自立していける集団を築くために、チリサンにもっとクマを連れてこようという計画がある。しかし、クマを連れてくるには、複雑な官僚的手続きを踏まなくてはならない。韓国国内のクマの飼育所にいる2000頭、あるいは動物園にいる20〜50頭の一部をチリサンで放つのも一つの方法だが、その場合、野生の環境でも自力で暮らしていけるよう訓練しなければならない。
残念なことに漢方薬業界ではいまだにクマを原材料とする製品が数多く販売されている。1頭のクマから毎年2kgの胆汁を採取することができ、1kgあたりUS$1万で売られている。
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