
“勇士の中の勇士、最も寛大なる人々、この国はかつてこれほど信義に厚い友人を持ったことはなかった”――イギリス軍の中で戦ったグルカ兵に対する第一次世界大戦後のラルフ・ターナー卿の言葉。
その戦闘技術によって世界の戦闘エリートたちの中で勝ち残ったグルカGurkhaの人々は、その屈強さ、勇猛さ、忠実さで有名だ。彼らのトレードマークは見るからに恐ろしそうに湾曲したククリkhukuriという剣で、ともに戦った人々によるとグルカ兵はその剣に熟達しているという。
グルカは民族名だとよく誤解されるが、そうではない。元来はゴルカという地で組織された戦闘部隊で、主にグルン族とマガル族、東のライ族、リンブー族、そしてチェトリ(軍人カースト)で構成されている。1816年のスガウリ条約Sugauli treatyの調印後からグルカ兵は正式なイギリス軍の一部になった。30万人以上のネパール人が第一次、第二次世界大戦で戦い、その功績に対しイギリス軍隊最高の栄誉であるビクトリア勲章を13も獲得した。
1948年以降は、大英帝国とネパール間で調印された協定の結果、グルカ兵はイギリスとインドの両国の軍隊での任務についた。長い間、彼らの稼いだ金はネパールの主な外貨収入源だった。しかし現在では、インド、イギリス両政府ともにあまりネパール兵を募っておらず、収入は減っている。
2002年11月、第二次世界大戦中イギリス軍とともに戦った80歳代の3人の退役グルカ兵が、補償金の支払いからグルカ兵を除外したイギリス国防大臣の決定に対して異議を申し立てた。彼らはこれをイギリス政府による人種差別だと主張し、日本軍捕虜として受けた横暴な扱いに対する賠償金をそれぞれ1万ポンド要求した。2003年3月、イギリス政府は退役グルカ兵に賠償金要求の権利があるという裁定に対する上訴を取り下げた。この裁定により、300人以上のグルカ兵に同様の補償金を要求する道が開かれた。現在も約3500人のグルカ兵がイギリス軍で任務についている。ごく最近では、そのうちの多くがアフガニスタンの平和維持部隊に参加した。
グルカ・ウェルフェア・トラスト Gurkha Welfare Trust(TEL:020-7251-5234・www.gwt.org.uk)はイギリスに本拠地を置いている慈善団体で、1万1500人の退役軍人と未亡人に年金と医療ケアを提供している。
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