
ブリキ缶と歩行杖を持ち裸足でほこりまみれになって街をさまようサドゥーsadhu(ヒンドゥー教の聖者)にティカを頂戴しないことにはネパールの旅は完璧とはいえない。随所で見かけるティカ(額に着ける印)は天の恵みの象徴で、男女ともに着けている。点のように小さいものもあれば、ヨーグルトと米とシンドゥールsindur(赤い粉)の混ぜものをベタリと額に塗りつけられることもある。ティカとは全知全能の第三の目を表していて、ほぼすべての儀式の中でこの祝福が与えられる。行事における神の存在への感謝であり、受けた者にとっては庇護の印となる。店先には膨大な種類の小さなティカが並び、女性たちにとってはファッションの一部になっている。
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