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落ち着いたシティ・ホール・パーク内にある市庁舎は、ブルックリン橋の入口に面しており、1812年からニューヨークの政府が占有している。 写真を拡大する⇒
建設当時、中途半端な都市計画のせいで大規模なニューヨーク開発計画が頓挫していたため、政府関係者はこの街が現在のアップタウンまで拡大することはないだろうと高をくくり、建物の北側に大理石の仕上げを施さなかった。この手抜きも1954年についに修正され、建築評論家のアダ・ルイス・ハクスタブルが「時として内部で生み出される政策にはもったいないほどの、美意識、卓越性、上質さのシンボル」と絶賛した建物が完成した。
実に広大な市庁舎内部を、ニューヨーク市芸術委員会Art Commission of the City of New York のガイド付ツアーで見学できる。ツアーは無料で、平日のみ。
正面玄関の階段では、いつも記者会見やデモ(事前に許可を取った市民デモのみ)が行われている。この階段を上ったら、2階にある10本のコリント式円柱が支える、吹き抜けの円形ホールに出る。市庁舎内の見どころの一つが、1865年に短期間、エイブラハム・リンカーンの棺が置かれていた場所だ(2階の階段の上)。市長が貴賓をもてなすガヴァナーズ・ルームGovernor’s Roomでは、ジョン・トランブルが描いた12人の建国の父の肖像画、ジョージ・ワシントンが使っていた書き物用のテーブル、フェデラル様式の調度品、1789年の初代大統領就任式で掲げられた旗の一部を見てみよう。市議会議場をのぞいてみれば、議員たちが新法や開発計画、あるいは誰かの名誉を称えて通りの名前を変更しようと(51人の市議が成立させる全法案の何と約40%が、通り名変更に関するものだ)、討議している場面に出くわすかもしれない。
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