
昔のニューヨークの街並み
ここは昔の姿をそのままとどめた地区としてはニューヨークで最も古く、初めて歴史地区に指定された場所でもあり、非常に魅力的。 写真を拡大する⇒
これぞ「かつてのニューヨークの姿」だと言うニューヨーカーもいる。ブルックリン・ハイツ歴史地区Brooklyn Heights Historic Districtには、19世紀に建てられた、多様な建築様式の(ヴィクトリアン・ゴシック、ロマネスク、ネオゴシック、イタリア様式など)褐色砂岩(ブラウン・ストーン)の建物が、静かな並木道に並んでいる。移民が好きな名前を付けて特定の国や地域だけが賛美されることのないよう、果物や樹木の名前が付いた通りもある。
最近、この一帯の家賃は高騰している。安い家賃を求めて文学者たちが集まった時代ははるか昔だ。トーマス・ウルフはモンタギュー・テラス5番地5 Montague Terraceの自宅で「Of Time and the River」を、トルーマン・カポーティはウィロウ通り70番地70 Willow Streetで「ティファニーで朝食をBreakfast at Tiffany’s」を執筆した。
19世紀半ばには、1849建造のプリマス教会Plymouth Churchの説教壇で、ヘンリー・ウォード・ビーチャーが奴隷廃止を訴える説教を行った。表に立っているビーチャーの彫像は、ラシュモア山Mount Rushmoreの4人の大統領の彫刻で有名な、ガットスン・ボーグラムの作品だ。
モンタギュー通りMontague Streetはこの地区の目抜き通りで、ダウンタウンとブルックリン・ハイツが交わる場所でもある。昼の間、通り沿いのメキシコ、インド、トルコ、ポーランド、日本、アメリカ料理のレストランは、スペシャルランチを探すダウンタウンの勤め人でいっぱいだ。
東西に延びた通りはすべて、この地区ナンバーワンのアトラクション、ブルックリン・ハイツ・プロムナードBrooklyn Heights Promenadeに続いている。この遊歩道は、ブルックリン─クイーンズ高速道の上に延びており、ロウアー・マンハッタンとニューヨーク港の眺めを楽しめる。
遠い昔、通りをガタゴト走る路面電車に注意しながら歩かなければならなかったことから、この区にあった野球チームは、ブルックリン・ドジャースBrooklyn Dodgersと名付けられた(「ドジャー」は、すばやく身をかわす人という意味)。
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