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ニューヨーク

ホットドッグ

トッピングは「全部」で

ホットドッグ

Dan Herrick

ホットドッグの歴史は長く、さまざまな物語や伝説に彩られている。写真を拡大する⇒

ホットドッグにはさまっているソーセージは、数千年の歴史を誇る最も古い加工食品の一つで、19世紀にヨーロッパ各地から移民した肉屋たちによって、ニューヨークにもたらされた。おそらく最初にホットドッグ(この名称の由来にも諸説ある)を売ったのは、ドイツ人の肉屋チャールズ・フェルトマンで、コニー・アイランドの海岸に屋台を出していた。

だが、ホットドッグを有名にしたのは、ドイツ人移民のネイサン・ハンドワーカーだ。フェルトマンの店の従業員だったハンドワーカーは、ちゃっかりした起業家だった。お金を貯めると、道の反対側に自分の店を建て、巨大な広告看板を出して、フェルトマンの半額でホットドッグを売った。商売は繁盛した。1920年代に地下鉄のスティルウェル・アベニュー駅がすぐそばにできると、地の利も幸いして爆発的な人気となり、とうとう1950年代にフェルトマンを廃業に追いやった。

今日でも、ネイサンズNathan’sの最初の店がコニー・アイランドの、スティルウェル・アベニューとサーフ・アベニューの角に立っている(一方、会社は全国規模に拡大した)。そこでは毎年7月4日に恒例の、滑稽で恐ろしい暴食の戦い、ホットドッグ早食いコンテストが開催される。ネイサンズに影響され、ニューヨーク中でホットドッグが売られるようになり、今日では街角に屋台がいくつか出ていない地域はないというくらいだ。地元民の中には、「汚いお湯でゆでたソーセージの入ったホットドッグなんて絶対触れない」という人もいる。こういう人は、最近イースト・ヴィレッジをはじめ、各地にできている「チチ・ホットドッグ」の店に行くことを選ぶ。どこのホットドッグであれ、じっくり味わってほしい。「トッピングを全部のせてwith the works」、つまり、たっぷりのスパイシー・ブラウン・マスタード、レリッシュ(野菜のピクルスのみじんぎり)、ザウアークラウト、タマネギをのせて。

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