周辺の小庭や森にも立ち寄りたい
クリュニー美術館Musée de Clunyとも呼ばれるこの美術館は、2つの建物に分かれている。1つは紀元後200年頃のガロ・ロマン時代の浴場跡があるフリジダリウムfrigidarium。もう1つは、パリの中世都市建築の代表例とされる15世紀末のクリュニー館Hôtel de Clunyだ。写真を拡大する⇒
ここには目を見張るような彫像、彩飾写本、武器、家具、それに金や象牙や七宝で作られた美術工芸品objets d’artが展示されている。だが中でも最も素晴らしいのは、2階の第13室にある「貴婦人と一角獣La Dame á la Licorne」というタペストリーの連作だ。15世紀末にオランダ南部で制作された全6枚のこの作品のうち、5枚は5つの感覚(視覚・嗅覚・聴覚・触覚・味覚)をテーマにしている。虚栄心を表す6枚目の「私の唯一の望みá Mon Seul Désir」は実に謎めいている。
美術館の北東にある天空の庭Jardin Célesteや愛の庭Jardin d’Amourなどの小さな庭園には、この美術館の数多くの大作にも描かれている花やハーブや低木が植わっている。美術館の西にある一角獣の森Forêt de la Licorneはタペストリーの絵にインスピレーションを得て造られた。
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