
人々であふれかえるバンコクBangkokから、タイ湾の東岸に沿って少し足をのばすと、沿岸にはビーチが点在し、島々が浮かぶ。そのなかにはタイで最も旅行者を集めるリゾート地もあれば、最も静かなスポットもいくつかある。
サメット島Ko Sametとチャーン島Ko Changは、フルムーン・パーティーにあまり興味がない若者に人気がある。シー・チャーン島Ko Si Changは、砂浜のビーチは少ないが、平穏と静けさを求める人にとっては絶好の場所だ。それと対照的なのが、よくも悪くも人々を魅了するパタヤPattaya。街にはホテルやレストラン、店やバーがひしめくように軒を並べ、とりわけ年齢に危機感を抱きはじめた中高年のヨーロッパ人男性でにぎわっている。昼間は美しいビーチをぶらぶら散歩したり、ビーチチェアでゆっくりとくつろぎ、夜にはこっそり街に繰り出して快楽的な雰囲気を楽しむ。
湾の東側の地域は、大きな魅力と難点を持つ。一つ目の魅力はバンコクに近いこと。短期休暇で訪れる人にとっては、移動に無駄な時間をかけずにすむ。もう一つは、パタヤとその周辺にタイ屈指のダイビング・スポットがあること。ティーショットが冴える素晴らしいゴルフ・コースもある。
難点は、(英語紙では「イースタン・シーボードeastern seaboard」と称されることの多い)この地域の湾岸部が、タイで最も工業化が進んだ地域であることだ。特にチョンブリーChonburi県やラヨーンRayong県の沿岸には、工場やマンションが開発され、漁港や船積み港が並ぶ。この地域は果樹園や海水の入る河口があることでも知られている。タイ人以外は誰も聞いたことのないようなビーチもいくつかある。
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