
あなたが真っ先に思い浮かべるのは、陽の降りそそぐトロピカルビーチでののんびりした一時? でも、もっと元気いっぱい体を動かしたいなら、タイには冒険好きにはたまらないアクティビティだって待っている。メインとなる舞台は水晶みたいに澄みきったアンダマン海 Andaman Seaとタイ湾Gulf of Thailandだ。
ダイビング
アンダマン海とタイ湾の沿岸には長い海岸線が延び、沖合には数えきれないほどのサンゴ島が浮かぶ。そんなわけで、驚くまでもなくタイはダイバーたちのメッカ。水温は一年を通して温暖で、色とりどりの海洋生物が生息し、ウミガメ、サメやエイといった大型の遠海魚の宝庫だ。毎年2月から4月にかけては両方の沿岸で、世界最大の魚類、巨大なジンベイザメも決まって姿を見せる。そして、おもしろい沈船も見どころ。たとえば、プーケットとクラビーの中間にはキング・クルーザーがあるし、パタヤ沖にはいろんな船がダイビング用に沈められている。
ダイビングは巨大産業に成長し、ダイブ・センター同士の競争のおかげで料金は安くて均一だ。大部分の業者は認定ダイバー向けの日帰りダイビングを提供している。料金はダイビング2本と軽い昼食込みで1800〜3600B。船での移動距離によって上下する。タイでのダイビングでは、通常、ロングテールボート(細長い木の船)か改造した漁船を使う。ただし、かなり沖合のダイブ・スポットへ向かう場合、スピードボートか宿泊施設付のダイビングクルーザーが使われる。船中泊のダイブ・サファリは通常3〜12日間で、食事はすべて含まれており、船には客室、トイレ、それにラウンジもあるので、日が暮れたらゆっくりくつろげる。この場合、シーミラン諸島 Similan Islands、スリン諸島 Surin Islands、ヒン・デーン Hin Daengやムアン岩 Hin Muang(ランター島 Ko Lanta沖)など、タイ最高のえり抜きダイブ・スポットを訪れることができる。長期のサファリなら、ミャンマー沖のビルマ・バンクス Burma Banksやメルギー諸島 Mergui Archipelagoまで足をのばすものだってある。
最も多いダイブ・スポットは、サンゴで覆われた石灰岩盤と石灰岩の隠れ根(海底から隆起している岩礁やサンゴの群落で水面下に隠れたところ)だ。これらのスポットは深水域に囲まれているところが多く、マンタや、ジンベイザメをはじめとした多様なサメなど、大型遠洋魚の餌場となっている。海中の巨大岩盤(特にシーミラン諸島)、円形スタジアムのような地形の砂地、サンゴ・ガーデン、海中洞窟や海中トンネル、サンゴで覆われた沈船といったスポットもある。水温は一年を通して27〜29ーCの間で推移し、ファンダイブには理想的。サンゴや熱帯魚の素晴らしさは言うまでもない。
タイ最大のダイブ・センターはパタヤ Pattayaだが、これはパタヤでのダイビングが最高だからというわけではなく、バンコクから近いため。ダイビング自体がもっと楽しめて環境もいいところを、と言う人は、プーケットPhuketへ向かおう。ピー・ピー島 Ko Phi-Phiやランター島の沖合、世界的に有名なアンダマン海のシーミラン諸島やスリン諸島(プーケットからは快速艇で約4時間)など、ありとあらゆるタイプのスポットが目と鼻の先だ。さらに南でも、クラビー Krabi、トラン Trang、サトゥーン Satun沖の島々を訪れるダイバーはどんどん増えている。半島東岸のタイ湾では、サムイ島Ko Samui、パンガン島Ko Pha-Ngan、タオ島Ko Taoが主要なダイブ・センター。最近では、カオ・ラック・ビーチ Hat Khao Lak(プーケット北部の本土)やチャーン島Ko Changなどを目指すダイバーも出てきている。
一般的には、タイ湾よりもアンダマン海のほうがいいスポットが多くて、少なくとも210種のハードコーラルと108種のリーフフィッシュ(サンゴ礁の魚)が生息することが確認されている。主なダイブ・センターならどこでも、浅いサンゴ礁のポイントがあり、ダイビングをしなくてもシュノーケリングを楽しめる。スリン諸島とシーミラン諸島へは、船中泊のシュノーケリングのツアーが出ており、人気上昇中だ。
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