
完全な集中訓練コースに参加するのはどうも、と言う人、または子供連れで旅行している場合(12歳以下は通常ダイビングができない)、タイ・マレーシア半島の両岸ならどこでもシュノーケリングが楽しめる。観光リゾート地や多くの島には宿泊施設があり、ダイブ・ショップやゲストハウスでは1日50〜80Bでマスクとシュノーケルをレンタルできる。同じくらいの料金でフィンもレンタルできるが、サンゴ礁の近くで使う場合はサンゴを傷つけないよう注意が必要。レンタル用のマスクはぴったり装着できない場合があり、水が入ってくることも多い。シュノーケリングにはちょっとうるさいという人や子供連れの人は、自分のマスクとシュノーケルを持っていくといいだろう。
タイ沿岸のほぼすべての島で、ロングテールボートでのシュノーケリング・ツアーに参加することができる。シュノーケリングの器材は船頭が貸してくれて、料金は半日で300B、1日で600Bから。あまり人の訪れない地域では、標準的な船をチャーターしてシュノーケリングに出かけると半日で800B、1日で1600Bくらいかかるかもしれない。半日ツアーだと、軽食と飲み物が付くことがあり、1日ツアーだとたいていビーチでのバーベキュー・ランチが付く。大半のツアーでは、奇岩群も訪れ、少なくとも1回は人けのないビーチで日光浴休憩をとる。タイ南部の海洋国立公園ならどこでもロングテールボートでのシュノーケリング・ツアーが楽しめ、このツアーは地元のチャオレー(漂海民。かつては定住せず船で島々をめぐっていた少数民族)の人々の貴重な収入源にもなっている。アンカーブイがある場合、必ず船の運航者にそれを使わせよう。タイのサンゴ礁は、長年の間、船の錨によって大きな痛手を受けてきた。
一般的に、シュノーケリングでも数多くの海洋生物を見ることができるが、ピー・ピー島など観光客が多い場所では、観光客数の増加が海洋環境に影響を及ぼし始めている。原則として、人が住んでいる場所から離れれば離れるほど、サンゴ礁にとってはよい環境となる。だが、非常に開発の進んだ島々の中にも、今もサンゴが傷つくことなく生息しているポイントがあり、通常、岩の多い海岸線付近に見られる。
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