タイの島とビーチ

野生生物

変化に富んだ気候と地形のおかげで、当然のことながらタイの動植物は実に多種多様だ。さらに驚くべきは、タイの自然環境がいまも良好な状態に保たれているということだ。国全体に容赦ない開発の波が広がっている現実を考えれば、特筆すべきことだろう。

動物
タイは地理的に南シナ海の島々とインドシナ半島の中間に位置し、両地域の動物種が国中に生息している。特に鳥の種類が豊富で、留鳥と渡り鳥あわせて850以上の種類が確認されており、この数は世界中の鳥類のおよそ10%にあたる。マレー半島の海岸および内陸部の河川は、特に東南アジアの水鳥にとって重要なすみかだ。バードウォッチングには各国立公園のほかに、トラン Trang近くにあるクローン・ラム・チャン水鳥公園Khlong Lam Chan Waterbird Parkとカオ・チョン自然保護区Khao Chong Nature Reserveがおすすめだ。11月から3月がバードウォッチングに最適のシーズン。

ジャングルには多くの哺乳動物、爬虫類、両生類が生息している。そのうち虎や熊や象は年々減少を続けているが、カニクイザル、ヤセザル(ラングール)、ミズオオトカゲには頻繁にお目にかかれる。タイ人は非常に動物好きな国民だが、残念ながらこれが高じてジャングルにすむ動物をペットとして飼うという結果にもなっている。ペットの犬や猫も野生の動物に深刻な影響を及ぼしている。

マレー半島を取り巻く海には数百種類の珊瑚が生息し、それが作り出すリーフはこれまた数百種類に及ぶ魚類、甲殻類、小さな無脊椎動物たちの最高のすみかとなっている。ここでは、世界で一番小さい魚(体長10mmのハゼ)と一番大きい魚(体長18mのジンベイザメ)のほかに、スズメダイ科、ブダイ科、モンガラカワハギ科の魚たちや、ベラ、エンゼルフィッシュ、ミノカサゴなどのリーフの住民たちを見ることができる。もっと深い海域はハタ科やカマス科の魚、それにサメやマンタ、マカジキ、マグロなど大型の魚たちのすみかだ。ときにはウミガメやクジラ、イルカに出会うこともある。

注目情報

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